もちと申します。
SVシーズン9お疲れ様でした。今シーズンはランクバトル最高順位 & 最高レートを更新できましたので、記念に構築記事を書きます!
今シーズンの構築は前シーズン上位構築と全く同じ並びを採用しています。この記事ではアレンジした要素は解説しつつ、リスペクトを込めて使用感を書く形で進めます。
構築経緯
前期の構築記事を読んでいる中、以下の記事が目に留まりました。6匹の並びが好きすぎたこと、特に鉢巻飛行テラバカイリュー+ウルガモスの並びをシーズン2に使っていたことからご縁も感じましたので、このパーティと同じ並びで構築を組みました。
スーパーボール級から使い始めましたが非常に使用感がよく、多少型を変えつつもシーズン最初から最後まで並びを変えずに使い続けました。
個体紹介
カイリュー
テラスタイプ: ひこう
実数値: 167(4)-204(252+)-115-x-120-132(252)
特 性: マルチスケイル
持ち物: こだわりハチマキ
技構成: げきりん・テラバースト・じしん・しんそく
エースです。マルチスケイルを盾に飛行テラバーストで対面突破やサイクル破壊を狙います。なんでも倒してくれる最高の相棒でした。
逆鱗が使える場面ではテラスタルを切らずにより高い威力が出せるので、テラスタルを他のポケモンに使いたい状況では逆鱗の一貫を作ることを意識しました。また、キョジオーンが隠密サーフゴーを呼ぶので地震も強かったです。
ウルガモス
テラスタイプ: みず
実数値: 192(252)-x-111(204)-156(4)-126(4)-138(44+)
特 性: ほのおのからだ
持ち物: オボンのみ
技構成: ほのおのまい・ギガドレイン・ちょうのまい・あさのひざし
- H: ステロ踏んで即オボン発動するため4n
- S: +1で136族抜き
- HB: 余り
個人的に大好きな枠です。パオジアンに対するクッションとして運用しました。パオジアンから氷技は押しづらいため怯みリスクを回避でき、他の有効打はテラバースト以外接触技なので火傷リスクを押しつけることができます。火傷を嫌って引く瞬間に蝶舞を合わせて特殊を封殺する展開がとても強かったです。
パオジアンに強いといっても物理耐久は忍びないので、ランドロスや剣舞ウーラオスを倒しきるほどには動けなかったと思います。
テラスタル後も対パオジアン性能を維持することを目的に水テラスタルとしました。ギガドレインはウーラオスだけでなく水ロトムやイダイトウへの打点として活躍しました。ただし火力は不足気味なので使い方は難しかったです。
パオジアン
テラスタイプ: くさ
実数値: 181(204)-176(156+)-101(4)-x-88(20)-171(124)
特 性: わざわいのつるぎ
持ち物: とつげきチョッキ
技構成: つららおとし・かみくだく・テラバースト・こおりのつぶて
相手から見えづらい行動保証で高い対面性能を発揮しました。ステロを踏むと厳しいことも多いですが、実質タスキを持っているような感覚で運用することができました。
この構築と草テラスタルの相性が絶妙で、水ロトム・マリルリを誘って切り返すことが多かったです。(草食マリルリに当たらなかったのは幸いでした)
礫採用も意外性ポイントでよく刺さっていました。相手目線は基本的に不意打ちがある前提で読まれるので、襷を潰したりリーチを伸ばしたりする安定択として活躍しました。
配分は耐久厚めにしました。そもそも相手目線では最速を警戒してくれますし、Sラインはブーストエナジーで抜かれることが多く、ミラーはウルガモスに引くことで対処できたので丁度よかったと思います。
ウーラオス (れんげきのかた)
テラスタイプ: ゴースト
実数値: 175-200(252+)-121(4)-x-80-149(252)
特 性: ふかしのこぶし
持ち物: きあいのタスキ
技構成: すいりゅうれんだ・インファイト・アイススピナー・アクアジェット
対面最強枠でした。裏から出してスイーパーとして仕事することが多かったですが、選出が分からなくなったら先発として出していました。パンチグローブも好きなのですが、襷は不利な局面からの逆転が狙える点が本当に頼りになりました。
基本的には他のポケモンにテラスタルを回すようにしていたこともあり、あとから「テラスタル切ればよかった😭」となることも多かったです。練度不足でした。。。
サーフゴー
テラスタイプ: はがね
実数値: 163(4)-x-115-203(252+)-111-136(252)
特 性: おうごんのからだ
持ち物: こだわりメガネ
技構成: ゴールドラッシュ・シャドーボール・10まんボルト・トリック
崩し枠です。あまり投げませんでしたが、超火力押しつけはもちろん、拘りトリックがある安心感もありました。
細かい調整はできていませんが、準速にしたことでウーラオスの上をとれることも多く、とりあえずS高くしておいてよかったと思います。
キョジオーン
テラスタイプ: どく
実数値: 207(252)-121(4)-151(4)-x-154(236+)-57(12)
特 性: きよめのしお
持ち物: たべのこし
技構成: しおづけ・みがわり・まもる・じこさいせい
- S: 4振り35族抜き
- D: 11n
後方腕組み枠です。ピンポイントメタなので基本的には選出しませんが、このポケモンがいるだけで対面性能が低いサーフゴー等を釣り出せるので、対面勝ちを狙いやすくなったり、見えない裏のポケモンを読む精度を上げられたと思います。
スカーフイーユイの対処ルートに困ることが多いと感じたので、イーユイに勝ちやすいHDベースにしました。元構築ではパオジアン・ヘイラッシャに強い枠として採用されていましたが、パオジアンはウルガモスで流し、ヘイラッシャはカイリューで無理やり崩すことが多かったです。
選出パターン
対面性能が高いカイリュー・パオジアン・ウーラオスの選出から考えていました。相手パオジアンからの引き先が必要ならウルガモスを、イーユイからの引き先が必要ならキョジオーンを裏に置きました。サーフゴーはギミックやクレセリア入り、受け寄りの構築に選出しました。
ステロに弱い並びなので、特にステロ展開が予想されるディンルー・コノヨザル・ガブリアス入り初手からリスクを付けることを意識しました。ディンルー入りにはパオジアンを優先しましたが、カイリューでも十分仕事できていたと思います。
ステロ展開は警戒していたのですが、そもそも私のランク帯ではステロ要員は少なかった印象で、いたとしても相手から回避されたことが多かったです。並びがステロ要因に強そうだからか、あるいはウルガモスがブーツに見えるので無為に見えたのでしょうか。また、キョジオーンがいるせいかドヒドイデもあまり出されない印象でした。
結果・感想
自己最高順位 & 最高レートを更新できて満足です!自分でも驚いています。。。
どのポケモンも多くの相手に勝つスペックを持っていて、極端に無理な相手もおらず、「強い対面構築」を経験することができました。6匹の並びが好きだったこともあり対戦モチベーションも高かったです。自分でもこんな並びを組めるようになりたいと思いました。
今シーズンは逆転勝ちがかなり増えました。少し不利くらいの局面から安定行動の裏をかいて勝つ展開が多く、単体スペックが高いポケモンが一瞬の隙をついて勝ち筋を作り出してくれたのだと思います。無理な読み行動は再現性がないので頼らずに済ませたいですが、一発勝負の積み重ねの中で少しでも負け試合を拾う姿勢は大切だと思いますし、この構築からそういう立ち回りを学べたと思います。
改善点として、シーズン終盤になると鬼火ヒードラン入りのサイクルに負ける機会が目立ってきました。環境の変化だと思いますので適応していきたいと思います。
おわりに
ベースにさせていただいた構築を公開され、本記事の執筆についても快く許可いただいたサクヤ様に心より感謝申し上げます。おかげさまで楽しく対戦できましたし、大変勉強になりました!
本構築について気になることがございましたら X (Twitter) @takosavi へお声かけください。最後までお読みいただきありがとうございました!