もちと申します。
公式大会「トリックマジック」お疲れ様でした!私個人としては満足できる大会で、記念になりましたので構築とともに記録しておきます。
構築経緯
シンプルな対面構築を詰ませるHBアッキの実サーフゴーを軸に組み始めました。
初手からの荒らしやスイーパーに対面性能が高いポケモンを使いたいと思い、安心して対面選出できるヒスイゾロアーク、ミミッキュ、ミカルゲ、ハバタクカミを採用しました。
特殊偏重でサーフゴーが通りにくい相手への回答としてタラプの実ソウブレイズを採用し、構築が完成しました。
個体紹介
特性・道具・技構成・テラスタイプはパーティ画像をご参照ください。以下は配分だけ書きます。
サーフゴー
ずぶとい H228 B252 C4 D4 S20
- H: 16n+1
- S: 4振りソウブレイズ抜き、ミラーやや意識
一番強いと思ったポケモンです。ミカルゲとの補完関係が良いこともポイントでした。
10万ボルトは練習大会後半から爆増した水テラスタルへの回答で、非常によく刺さっていました。副次的効果として、この構築が詰むといっても過言ではないラウドボーンに対して、麻痺による運ゲーを仕掛けられる点も地味ながら評価ポイントでした。
ミカルゲ
ゆうかん H252 A252 B4 (S個体値0)
- S: しっぺがえし威力2倍安定
選出頻度はそれほど高くないものの、かなり期待を込めて採用したお気に入りのポケモンです。対面的な動きをしそうな並びに先発で選出しました。
このルールではミカルゲが対面駒として非常に優秀だという事実は大変意外でした。ゾロアーク択を悪技で回避し、ロゼル+しっぺ返し+先制技でカミに勝て、ミミッキュは対面負けたあと裏のサーフゴーで起点にする動きが非常に強かったです。
イカサマも強かったですが、しっぺ返しと両採用はちょっと欲張りすぎな気がしていました。どくどく採用を思いついていれば、構築全体で激重なラウドボーンに強気に出られたので悔やまれるところです。
ゾロアーク(ヒスイのすがた)
ようき H4 A252 S252
騙すつもりはあまりありませんでしたが、行動保証は群を抜いていたので、ミカルゲ入り以外には投げまくりました。ただしドラパルトにワンパンされるので、化ける先は一貫しないよう配慮しました。
なお、このルールに限りませんが、2番手ゾロアークは自他ともに失念しやすい戦略だと感じます。ゾロアークだらけの環境ですので、自分で使うときも相手にするときも意識していました。
ミミッキュ
いじっぱり H4 A252 S252
基本的にスイーパー、ミカルゲ入りには先発として運用しました。ヒスイゾロアークにやや弱めですが、ヒスイゾロアークが最後まで残っていることは稀だったのでスイーパーとしての活躍は良好でした。
「サーフゴーには絶対に勝てないのでサーフゴーの前に出さない」という一点を意識するだけでグッと使いやすいポケモンとなってくれたと思います。
ちなみに、配信で捕まえて友人に名付けてもらった思い出の色証個体です。
ハバタクカミ
おくびょう H36 B252 C140 D4 S76
反省枠その1。安定した打点と行動保証を期待して採用しましたが、最も立場が微妙だったポケモンかもしれません。ブーストエナジーでゾロアーク択が消えますし、ロゼルミカルゲには対面負けるのでスイーパーとしてミミッキュのほうが優秀、火力が中途半端で崩しもできないので、選出機会は多くありませんでした。
一番活躍したのは電磁波による運ゲー崩しだったので、改善案を挙げるとすれば崩しに特化させるのがよかったと思います。
ソウブレイズ
いじっぱり H252 A4 S252
- S: ミラー意識で速めに
反省枠その2。当初は軸として期待していたポケモンですが、水テラスタルサーフゴーやラウドボーンが開拓されて通しにくくなった印象です。この役割ではHDラウドボーンが勝るので、工夫の余地が大いにあったと思います。色違い使いたくてゴリ押ししたというのが正直なところでしょうか。。。
結果
12勝2敗です。公式大会では自己最高順位・最高レートを獲得でき満足しています。ほどよい複雑さとスリリングな択が魅力なルールで、願わくばもう一度挑戦したいくらいのルールだと思っています。
大会に挑むにあたりある程度練習大会には2回参加して、それなりに準備して参加しました。その甲斐あってか、1700前半の相手にも高い勝率をキープしていました。
一方、大会途中でラウドボーンが重すぎることを認識し、目標レート到達直後「好調だし、ちょっと名残惜しいな」と思って潜った試合、ラウドボーンを3連麻痺で突破したところで、ここが潮時と思い撤退しました。メンタルはもはや敗北していたので後悔はしていません。
ハバタクカミやソウブレイズの選択・調整が甘いことは素直に実力不足で、活躍しづらいポケモンを認識・調整することを今後意識したいと思います。他方、練習試合の使用率データに目を通していればミカルゲにどくどくを採用する着想は得られていたことに後で気づき、ちゃんとデータを参照しなかったことは非常に残念に思います。練習大会を重ねた上での公式大会参加は今回は初めてですので、今回の経験は今後活かしていきたいと思います。
反省点はいろいろありますが、納得できる成績を残せましたし、楽しく対戦できてよい思い出になりました。変則ルールは好きなので、こういった公式大会には今後も挑戦したいと思います。