もちポケ記録

ポケモンで遊んでいます。下手の横好きでパーティ構築など書きます。

第3回ルーレット杯 使用構築 (身内大会/制限ルール)

会社の同僚で開催されたポケモン大会「第3回ルーレット杯」に参加しました。「ルーレットで決めたタイプ制限で対戦する」という特殊ルールの大会です。

今回は制限の都合もあり、少し変わったパーティで参加しました。とても楽しかったので思い出として記録に残そうと思います。

大会ルール

  • 事前に5回抽選してタイプを決め、複合タイプ含め決められたタイプ内でパーティーを作る
    • 重複しても再抽選はしない。人によっては4タイプ以下になることも。
    • テラスタイプは自由
  • 禁止伝説だけNG
    • エースバーンなどランクバトル未解禁ポケモンはOK
  • あとはいつものシングルバトル

今回私が使えるタイプは「ひこう、かくとう、エスパー、ゴースト」の4タイプ。前回優勝した景品として2ヶ所マリガンする権利をもらったが、それでもタイプが被った。

他参加者の抽選結果は以下の通り。(重複したタイプは省略)

  • はがね、でんき、ひこう、かくとう
  • かくとう、いわ、こおり、みず
  • ひこう、じめん、あく、エスパー
  • エスパー、ドラゴン、あく、こおり、ほのお
  • じめん、でんき、あく、ドラゴン、エスパー

構築コンセプト

  • 積みエースであるオドリドリを通す
  • 無理なら対面的に動く

構築経緯

ゴーストタイプを独占していることに注目。ゴースト同士で弱点を突き合うことがなく、またエスパータイプが非常に多いことから、ゴーストタイプのポケモンを中心に採用することに。苦手な悪タイプには格闘やフェアリーテラスタルで対抗することを基本線とした。

真っ先に思いついたのがフワライドバトンだったが、露骨すぎて読まれることを警戒した。加えて、第1回にオニゴーリを使ったことの反省から、今回はまだ自重しておくことに。(次はそろそろ解禁するかも?)

タイプ制限ということで普段使わないポケモンを軸にしようと考えた結果、オドリドリ (まいまいスタイル) が積みエース性能を持っていることに注目し、オドリドリを通すことを軸に考え始めた。

  • 数値が不安なポケモンなので起点を作ることにした。特性が優秀で両壁が使えるエーフィを採用。
  • 環境にパオジアンがいるため、エーフィ・オドリドリをまとめて処理される恐れがあった。これらの強力な物理ポケモンを流すためのクッションとしてパルデアケンタロス (格闘単) を採用。
  • クッションが不要な場合に選出するスイーパーとして、高い素早さから高火力技を使えて対面性能が高く、壁展開とも相性がよいルチャブルを採用。
  • ルチャブルが飛行技のみの採用であるため岩・鋼タイプが重く、特にキョジオーンの対処が難しいと考えた。キョジオーンを崩せて積みエース性能を持ちつつ対面性能も悪くないコノヨザルを採用。
  • 環境に山ほどいそうなクエスパトラへの対処、および構築単位で激重なヘイラッシャの崩しとして悪テラスタルエスパトラを採用

結果的にルチャブル・コノヨザル・クエスパトラと対面性能が高いポケモンが揃ったため、展開選出だけでなく裏の対面選出まで想定した構築となった。

個体紹介

オドリドリ (まいまいスタイル)

テラスタイプ: フェアリー
実数値: 182(252)-x-126(196+)-119(4)-91(4)-120(52)
特 性: おどりこ
持ち物: オボンのみ
技構成: めざめるダンス・フェザーダンス・ちょうのまい・はねやすめ

  • S: +1で110族抜き

蝶舞で全抜きを狙う積みエース。めざめるダンスはテラスタルでタイプが変わるので、少し強いテラバーストとして運用できる点がおもしろい。ただし数値は信用できず、舞っても意外と硬くならないので、壁サポートがほしい場面はかなり多かった。

フェザーダンスがオシャレポイントで、中途半端な火力の物理ポケモンを起点にできる。攻撃技や身代わりなど他の選択肢もかなり有力だが、今回は必要な場面が現れず幸運だった。

見た目・コンセプトともに好きで、いつか使ってみたかったポケモン。まいまいスタイルが一番推し。決勝戦はかなり苦しい並びの相手だったが3タテを決めてくれた。

エーフィ

テラスタイプ: フェアリー
実数値: 161(164)-x-91(84)-151(4)-116(4)-178(252+)
特 性: マジックミラー
持ち物: ひかりのねんど
技構成: マジカルシャイン・リフレクター・ひかりのかべ・でんじは

  • HBD: 耐久指数最大

よくありそうで意外といない壁エーフィ。高火力な相手に対してオドリドリのお供を務めてくれた。

電磁波で蝶舞のスキを作りたかったので1W。マジシャは悪タイプ対策だが、打点は期待できず、かなり窮屈。ノーマルテラスを切られることはまずないのでシャドボのほうがよかった。

ケンタロス (パルデアのすがた・コンバット種)

テラスタイプ: はがね
実数値: 181(244)-131(4)-172(252+)-x-91(4)-121(4)
特 性: いかく
持ち物: ゴツゴツメット
技構成: レイジングブル・がんせきふうじ・ビルドアップ・ねむる

パオジアンなど高火力物理アタッカーにエーフィを抜かれないようにするためのクッション。HB威嚇でものすごく硬い。

技は最後までまとまらなかったし、狙った動きはほとんどできなかった。割と起点にされたので、よい選択ではなかったかもしれない。しかし格闘単ケンタロスはこういう機会でもないとまず育成しないので、いい勉強になった。

かっこいいので色違い厳選したが、かなり目が疲れた。

ルチャブル

テラスタイプ: ひこう
実数値: 153-158(252+)-95-x-84(4)-170(252)
特 性: かるわざ
持ち物: パワフルハーブ
技構成: ゴッドバード・アクロバット・ビルドアップ・アンコール

ルチャブルの中では最も流行であろうパワフルハーブ型。本構築のMVP。

対面性能・崩し性能ともに高く、「ただただルチャブルが強いだけ」という勝ち試合も創出してくれた。意外と飛行技の通りが良くなかった点は反省だが、飛行テラスタルでゴリ押しも効くので、どこから出しても十分な活躍をしてくれた。

コノヨザル

テラスタイプ: ほのお
実数値: 209(188)-136(4)-102(12)-x-119(68)-154(236+)
特 性: やるき
持ち物: たべのこし
技構成: ふんどのこぶし・ドレインパンチ・ビルドアップ・ちょうはつ

  • S: 最速セグレイブ抜き
  • H: 16n+1
  • HBD: B+1のとき耐久指数最大

一般的なHSビルドコノヨザルをベースにした型。耐久調整は少し変則的だが誤差の範囲。

やはり順当に強かった。今回はハメギミックを採用したパーティが多かったので、ルチャブルとともに挑発で完封してくれた。選出圧もすごかった様子。

特性やる気はあくび対策。テラスタイプは非常に悩んだが、少数ながら炎タイプもいるため、鬼火対策ができる炎とした。

エスパトラ

テラスタイプ: あく
実数値: 171(4)-x-80-153(252)-80-172(252+)
特 性: かそく
持ち物: きあいのタスキ
技構成: ルミナコリジョンマジカルシャイン・テラバースト・まもる

ヘイラッシャで詰まないためのクエスパトラ。補完枠なので汎用性は犠牲にして、相手のクエスパトラ対策となるよう最速、テラスタイプ悪とした。

基本的にはあまり選出せず、積み展開が作れないときの裏選出や、対策ができていなさそうな相手へのスイーパーを想定した。補完枠のクエスパトラは自分目線で悩まないのに相手目線では圧がすごいので、それだけでも強いと思う。

選出・立ち回り

基本選出はエーフィ・オドリドリ・@1。パオジアンなどエーフィ・オドリドリの並びを突破できそうな物理アタッカーにはケンタロス、そうでなければ通りがよさそうなスイーパーを選出した。エーフィは先発が基本だが、マジックミラーによる起点回避に期待できない場合はルチャブルやコノヨザルを先発させることも選択肢とした。

積みアタッカーの通りが悪いときはルチャブル・コノヨザル・クエスパトラを基本とする対面選出。積み対策のポケモンをアンコール・挑発で起点にすることができるので、表選出との補完はよかったと思う。

結果

  • 予選リーグ: 2勝0敗 (1位通過)
    • vs ひこう、じめん、あく、エスパー: 勝ち
    • vs じめん、でんき、あく、ドラゴン、エスパー: 勝ち
  • 決勝トーナメント
    • vs はがね、でんき、ひこう、かくとう: 勝ち
    • vs エスパー、ドラゴン、あく、こおり、ほのお: 勝ち

優勝しました!3連覇です!!!

今回は構築コンセプトまではすぐにまとまったものの、カジュアルバトルで割と負けていたので、「オドリドリが少しでも活躍してくれれば」くらいの気持ちで望みました。気楽に望めたことが幸いしてか、試合内容もよかったように思います。

  • 予選は2試合とも挑発・アンコールで起点を作って完封。いいところで急所にも助けられました。
  • 準決勝はアマガの対処に苦慮しながら、コノヨの挑発・ビルド・テラスタルの択をうまく合わせて勝利。最もプレイングで勝った試合だったと思います。
  • 決勝はエーフィが瞑想グレンアルマに起点にされ非常に危なかったです。やや麻痺運に恵まれ最悪の事態は免れました。しかし蝶舞を積んでいないオドリドリでグレンアルマを突破したため、お相手の裏次第では負けていたと思います。

今回もタイプ制限のおかげで、普段使うことのないポケモン (特に格闘単ケンタロス) を使うことができ、いい勉強になりました。ただ勝つために組むというのではなく、推しポケモンを通して勝つことができましたので、今まで以上に嬉しく思います。

次回開催は形式を見直すかもしれないということで未定となっていますが、制限ルールの対戦は楽しく勉強になりますので、引き続き参加したいと思います。

最近はロックマンエグゼに熱中しておりまして、ポケモンは基本的にご無沙汰しています。熱量戻ってきたらまたランク上げにも取り組みたいと思います。