もちポケ記録

ポケモンで遊んでいます。下手の横好きでパーティ構築など書きます。

SVシーズン6 シングルバトル使用構築「パオハネサイクル」 (8886位 / レート1669)

もちと申します。

SVシーズン6お疲れ様でした。今シーズンは好きなポケモンであるチヲハウハネを使ってみました。構築自体はかなり荒削りですが、楽しく遊ぶことができましたので、思い出として記録に残しておこうと思います。レンタルパーティもしばらく公開しておきますので、よろしければ使ってみてください。

構築コンセプト

  • チヲハウハネでサイクルする
  • 鉢巻パオジアンの火力・怯みを押し付ける

構築経緯

使ってみたかったチヲハウハネを使ってみるところからスタート。チヲハウハネは出会い頭と蜻蛉返りを活かしてサイクル下で戦う立ち回りが強いと考え、サイクル構築を検討した。

  • チヲハウハネの蜻蛉返りから繰り出すアタッカーとして、現環境で高い制圧力をもつ鉢巻パオジアンを採用。
  • 両者に一貫するハバタクカミを中心に、多くのポケモンに受け出しができ、砂・ステロで確定ラインを下げることができるHDカバルドンを採用。
  • 残りの枠はとりあえず流行りの並びっぽくテツノツツミカイリューサーフゴーを並べた。ここはほとんど調整できていないので要検討。

個体紹介

チヲハウハネ

テラスタイプ: はがね
実数値: 187(212)-205(252+)-104(36)-x-126(4)-4(102)
特 性: こだいかっせい
持ち物: とつげきチョッキ
技構成: であいがしら・じしん・ヘビーボンバー・とんぼがえり

  • HBD: H奇数、チョッキ込み耐久指数意識
  • A: ヘビーボンバーでHB特化ハバタクカミ乱数1発(87.5%)、じしんでH159B101イーユイ乱数1発(81.25%)

もふもふかわいい、今回のテーマポケモン

実際に使ってみて、チヲハウハネの強さは以下にあると感じた。

  • 一致蜻蛉返りで対面操作できる
  • 出会い頭があることでHP残量問わず役割を持てる
  • 技範囲が広く型を読みづらい
  • 特殊相手の対面性能が高い

特にチョッキを持ったときの特殊耐久は目を見張るものがあり、ハバタクカミの眼鏡ムーンフォースやイーユイの火炎放射を耐え、対面勝ちを量産してくれた。マイナーゆえに有利不利の誤認も誘ったと思う。対面構築への採用もありえると考えている。

他の技(特にフレアドライブ)があれば勝ちという場面もあったが、総合的にはこの技構成が一番使いやすかった。ヘビーボンバーでハバタクカミをワンパン、地震を採用することでドクガに勝てる点が非常に安心できる。

当初はテラスタイプ虫としていたが、ミミッキュが重すぎて鋼テラスタルから蜻蛉返りで皮を剥く動きを取り入れてみた。虫のおかげで勝った試合もあったので諸説。

パオジアン

テラスタイプ: ゴースト
実数値: 155-172(252)-100-x-86(4)-205(252+)
特 性: わざわいのつるぎ
持ち物: こだわりハチマキ
技構成: つららおとし・テラバースト・せいなるつるぎこおりのつぶて

チヲハウハネ軸サイクルはこのポケモンに出会えたことも大きな価値だったと振り返っている。普段は対面構築を愛用していることもあり、サイクル構築においても「行動保証を伴う高火力」は非常に使いやすいと感じた。ブーストエナジーが見えないハバタクカミとの同速を意識して最速とし、カイリューの神速を透かすことで更なる行動保証が得られることから、テラスタイプはゴーストとした。

氷柱落としの怯みのおかげで、どんなに酷い択負けも27%で救ってくれる安心感があり、実際の効果以上にプレイングを強気にさせてくれた。ただし下振れることもあるので、そこは茶目っけと割り切る必要がある。

途中から地獄突きをテラバーストに変更。ゴーストテラスタル自体はありふれているものの、ゴーストテラバーストはマリルリやコノヨザルへの対抗策として優秀だった。悪技と比較するとどちらが良いかは諸説だが、そもそもテラスタルを切る機会がかなり多かったので、カイリューをあまり選出しない構築とは相性がよいと思う。

先制技に氷の礫を採用してみたが、不意打ちと比べると択勝負よりも選出全体で削る工夫が求められる印象があった。カバルドンで削りを入れられるこの構築には礫の相性が良さそうだと考えた。ただし氷に対するタイプ受けがかなり増えていたので、単に通りが良いという点で不意打ちのほうがよかったかもしれない。

カバルドン

テラスタイプ: はがね
実数値: 215(252)-132-139(4)-x-136(252+)-67
特 性: すなおこし
持ち物: オボンのみ
技構成: じしん・あくび・ステルスロック・ふきとばし

頼れる汎用クッション。砂・ステロによる削り、吹き飛ばしによる起点回避、ハバタクカミの対面突破までこなすなんでも屋

構築全体でハバタクカミがやや重めだと考え、少しでも余裕を持たせるためHD特化で採用。しかしチヲハウハネが特殊方面に強いことから、カバルドンはむしろ物理相手に受けだす場面が多かった。もう少し物理寄りの配分にしたり、他枠での補完を検討すべきところだった。

非常に使いやすく選出率も高かったが、吹き飛ばしが効かない最後のポケモンに不意の身代わりをされて欠伸を透かされ、起点にされて逆転負けすることが多々あった。プレイングの改善点として覚えておきたい。

テツノツツミ

テラスタイプ: みず
実数値: 131-x-134-176(252)-81(4)-206(252+)
特 性: クォークチャージ
持ち物: ブーストエナジー
技構成: ハイドロポンプフリーズドライ・みがわり・アンコール

雑に入れた枠その1。選出率も高く、かなり活躍した。

テンプレ型だが、異常な速さには幾度となく救われた。実質的に相手のスカーフ持ちをケアできている点に大きな安心感があった。

マリルリと撃ち合える唯一の枠であり、相手の並びに見えた場合はかなり大切にする必要があった。「ビルドコノヨザルをアンコールでロック、身代わりを残して突破→マリルリにテラスタル切らせて突破→水テラス身代わりでキョジオーンの塩漬けを透かして突破」が今シーズンのベストプレイ。

一方で火力は微妙に伸び切らないので、カバルドンなどと合わせて削りを入れる工夫が求められる印象があった。

今シーズンはハイドロポンプが割と命中してよかった。

カイリュー

テラスタイプ: ノーマル
実数値: 197(244)-178(60+)-132(132)-x-124(28)-106(44)
特 性: マルチスケイル
持ち物: あつぞこブーツ
技構成: しんそく・じしん・アンコール・はねやすめ

雑に入れた枠その2。物理受けクッション。

メタがキツいことを予想してほとんど選出しなかったが、イルカマン入りには投げた。

しかしパオジアンにテラスタルを切る前提だったのでさすがに腐っていた。検討不足。

サーフゴー

テラスタイプ: ひこう
実数値: 191(228)-x-116(4)-198(212+)-114(4)-110(44)
特 性: おうごんのからだ
持ち物: おんみつマント
技構成: ゴールドラッシュ・サイコショック・わるだくみ・じこさいせい

  • H: 16n-1
  • C: 11n

雑に入れた枠その3。崩し枠。

マント採用ゆえに単体性能は低いので、なんとなく通りがよさそうな相手に出して返り討ちに遭うことが多かった。キョジオーンはツツミで対処できるので、スカーフや眼鏡のほうがよかったと思う。

選出・立ち回り

基本選出はパオジアン + チヲハウハネ・テツノツツミ・カバルドンから2匹。

チヲハウハネはディンルー対面で蜻蛉返りが安定すること、特殊高火力アタッカーに対する対面性能の認識ギャップを考慮しながら選出。

重い相手

  • ウルガモス
    • HB 蝶舞鬼火型が本当に鬼門だった。シーズン2の相棒でもあったので、また使う側に回りたい。
  • マリルリミミッキュ
    • チヲハウハネの天敵。採用率も高いポケモンなので単に対策が甘かったと思う。
  • 壁構築
    • 対面勝負となり怯むかどうかの勝負となる。数は少なかったがかなり分が悪い勝負となった。

結果・感想

最終8886位でした。SVで目標としていた4桁入りを達成するとともに、剣盾も通してランクバトル最高順位を獲得することができました!!!レートはあまり伸ばせなかったので外的要因が大きいと考えていますが、得られた結果には素直に満足しています。

普段は環境の強いポケモンを使ってみるところから構築を組み始めるのですが、今回は「使いたいポケモンで楽しく遊ぶ」ことをテーマに構築を組みました。初心に帰る感覚でしたし、それでいて目標も達成できたことは感慨深いです。

構築そのものは大いに改善の余地ありと考えています。反省点は今後に活かしていきたいと思います。

  • サイクル構築といいつつ対面性能を重視しすぎたため、受けポケモン(特にカバルドン)の負荷が大きすぎました。コンセプトとしては中途半端だったと思います。
  • 補完枠の考察は全く足りていません。特にカイリュー・サーフゴーに至っては「なんとなく強そうだから採用した」の域を出ません。他にもいろいろ試すべきだったと思います。

6月は世界樹のほか私用もいろいろとあり、ポケモンはご無沙汰になるかもしれませんが、マスターボール級に上げるくらいはやっておこうと思います。

本構築について気になることがございましたら Twitter @takosavi へお声かけください。最後までお読みいただきありがとうございました!