もちポケ記録

ポケモンで遊んでいます。下手の横好きでパーティ構築など書きます。

第2回ルーレット杯 使用構築 (身内大会/制限ルール)

会社の同僚で開催されたポケモン大会「第2回ルーレット杯」に参加しました。「ルーレットで決めたタイプ制限で対戦する」という特殊ルールの大会です。

同ルール2回目ですが、今回も制限ルールの中で貴重な経験ができました。思い出として構築を記録しておきます。

大会ルール

  • 事前に5回抽選してタイプを決め、複合タイプ含め決められたタイプ内でパーティーを作る
    • 重複しても再抽選はしない。人によっては4タイプ以下になることも。
    • テラスタイプは自由
  • 禁止伝説だけNG
  • あとはいつものシングルバトル

今回私が使えるタイプは「ほのお、でんき、じめん、ドラゴン、はがね」の5タイプ。前回優勝した景品として2ヶ所マリガンする権利をもらい、ドラゴンと地面を獲得した。

他参加者の抽選結果は以下の通り。(重複したタイプは省略)

  • エスパー、ノーマル、はがね、ゴースト
  • くさ、ノーマル、ゴースト、ほのお
  • どく、かくとう、フェアリー、じめん、みず
  • こおり、でんき、あく、エスパー、じめん
  • こおり、いわ、フェアリー
  • みず、ゴースト、フェアリー、でんき
  • あく、でんき、どく、ゴースト

構築コンセプト

  • 型破りオノノクスを軸にサイクルする。
  • サイクルが無理な相手にはシンプルに強いポケモンで対面的に戦う。

構築経緯

環境に飛行タイプがいないことに着目し、型破りで浮遊を貫通して地面技を一貫させられるオノノクスの通りがよいと考え、軸に据えて検討を開始。

当初は竜舞オノノクスを展開する構築を検討していたが、プロトタイプでカジュアルバトルを回してみたところ、サイクルの方が使いやすいと感じた。オノノクスには行動保証をより大きくするためスカーフを持たせることにした。

続いて、オノノクスからの引き先を検討した。特殊に強く出られ汎用性が高いチョッキジバコイルオノノクスジバコイルの弱点を補完するミミズズを採用。

オノノクスの受け性能が低く、受け出し想定のジバコイル・ミミズズに炎・格闘弱点が一貫することから、どうしてもこの3匹によるサイクルが難しい並びが想定された。タイプ制限ルールゆえタイプ受けには限度があり、特に格闘の一貫は絶対に切れないため、テラスタルなしでサイクルを完成させるのは無理があると判断。そこで裏選出はシンプルに単体性能が高いポケモンを対面的に動かすことにした。数値が高く搦手対策のラムと相性がよい剣舞ガブリアス、Sラインが高く先制技も覚え万能に戦えるエースバーンを採用。

この並びでは水地面タイプのトリトドン・ヌオーなどを崩すことが難しい。また、地面の一貫は切れているが打点はなく、高耐久なディンルーや格闘技が一貫するイダイナキバを突破しづらい。対策として草打点を自然に持たせられるシビルドンを最後の対面駒として採用し、構築が完成した。

前回大会ではオニゴーリのニックネームを「おみくじ」にしたところギャラリー受けがよかった様子だったので、今回もニックネーム大喜利に挑むことにした。今回のテーマはパラドックス統一。

個体紹介

オノノクス (NN: オノノノノカ)

テラスタイプ: はがね
実数値: 151-218(252+)-110-x-91(4)-149(252)
特 性: かたやぶり
持ち物: こだわりスカーフ
技構成: げきりん / じしん / アイアンヘッド / インファイト

  • S: ハバタクカミ・パオジアン抜き

構築軸。型破り地震の一貫が狙いだが、技範囲がなかなか優秀。実はシーズン1にオノノクスにボコボコにされてからこっそり評価しており、使う機会を伺っていた。

準速スカーフなら素早さを気にすることはほとんどないものの、先制技にとても弱いことが難点。実戦ではパオジアンに吹き飛ばされてしまった。

テラスタイプ地面を大いに検討したが、ハバタクカミの持ち物次第では行動保証が得られないため鋼とした。たまたま捕まえたテラスタイプ鋼の色違い個体を使うことになった。

ニックネームは敬愛するYouTuberが使っているものを拝借。
○○のおかげでザシアンにも勝てる! ってことは最強の統一パじゃね!? - YouTube

ジバコイル (NN: テツノケガワ)

テラスタイプ: みず
実数値: 175(236)-x-136(4)-200(252+)-111(4)-82(12)
特 性: アナライズ
持ち物: とつげきチョッキ
技構成: 10まんボルト / ラスターカノン / テラバースト / ボルトチェンジ

  • H: 16n-1
  • S: 4振60族抜き

無難に強いクッション枠。チョッキのおかげで対面性能も悪くないので、サイクル・対面どちらでも選出できた。ただ、今回は雑に選出しすぎたため活躍度合いは微妙だった。

ラウドボーンに勝てるポケモンを他に用意できなかったので、テラスタイプは水。ニンフィアから余計なダメージをもらうのは嫌だったので、アナライズだが少しだけSに振った。

ミミズズ (NN: ミミミズズズ)

テラスタイプ: どく
実数値: 175(236)-106(4)-209(196+)-x-84(68)-86(4)
特 性: どしょく
持ち物: おんみつマント
技構成: アイアンテール / ねごと / ねむる / とぐろをまく

  • H: 16n-1
  • B: 11n
  • D: あまり

尻尾を切らない隠密マントねむねごミミズズ。タイプ制限的にきつい地面打点ヘの回答と、キョジオーン対策。

この枠はHBヒートロトムが候補に挙がった。タイプ補完はロトムに軍配が上がるものの、ステルスロックに弱くなるほか、キョジオーン対策を他に用意することに難儀した。なによりミミズズを使ってみたかった。

オリジナルは以下の動画。ねむねごはあまり見られない型なので意表をつくことができ、サイクル要員ながら受け出してそのまま相手を詰ませる動きが強かった。

【ポケモンSV】2種の2度げり型Pケンタロス炎&水【ステータス低い順に育成21】 - YouTube

実戦ではヘイラッシャからTODを奪った。一方、なやみのタネを食らい地面耐性とねむねごを同時に奪われるという噛み合いで苦戦。さすがに事故だと思いたい。

ガブリアス (NN: チヲハウサメ)

テラスタイプ: ほのお
実数値: 183-182(252)-115-x-106(4)-169(252+)
特 性: さめはだ
持ち物: ラムのみ
技構成: げきりん / じしん / テラバースト / つるぎのまい

数値が高い対面駒として採用。地面・ドラゴンをマリガンで当てたからには使わないと不誠実だと思った。

かなり辻褄合わせに付き合わされたポケモン。展開構築を考えていた頃はオノノクスにラムを持たせ、ガブはHBステロドラテ型のつもりだった。しかしオノノクスがスカーフに変わってしまい、ラム持ちがいないとあくびや鬼火が面倒だということになり、じゃあラム持たせられるポケモンは、ということでガブが持つことになった。

以前たまたま育成したテンプレのテラス炎個体を採用。風船ダイオウドウを剣舞テラバでワンパンできたので結果的にはよかった。

エースバーン (NN: アラブルミミ)

テラスタイプ: かくとう
実数値: 155-168(255)-96(4)-x-95-188(252+)
特 性: リベロ
持ち物: きあいのタスキ
技構成: かえんボール / とびひざげり / アイアンヘッド / ふいうち

おかえりなさい枠。ランクバトルではまだ使えないが今回の大会では使用可能。

ブジンまで抜けて先制技も使える素敵なポケモン。炎単タイプなので最初に炎技を使うとリベロの発動を保留でき、炎タイプとして有利対面を作ると交代先にも有利状況を継続できる点が非常に便利だった。

地面・格闘の一貫を切るために飛行技の採用も検討したが、ダイジェットが使えないので飛び跳ねるの使い勝手が悪く、アクロバットも持ち物消費が難しかったので断念。

実は最強レイド個体で、テラスタルはたぶん切らないと思ったのでそのまま採用。実際切らなかった。

シビルドン (NN: ウネルウナモ)

テラスタイプ: はがね
実数値: 187(212)-136(4)-101(4)-172(252+)-100-67(36-)
特 性: ふゆう
持ち物: たつじんのおび
技構成: 10まんボルト / くさむすび / じだんだ / ドレインパンチ

  • S: 4振ディンルー抜き
  • A: 以下の仮想的を想定
  • C: 以下の仮想的を想定
    • HDヌオー乱数1発(15/16)
    • HBトリトドン乱数1発(1/16)
    • HAイダイナキバ確定1発
    • DSイダイナキバ乱数1発(10/16)
    • HBディンルー確定2発

やや重いディンルーやイダイナキバ、水地面タイプに打点をもてるポケモンを考えた結果、シビルドンにたどり着いた。両刀にしたことでパオジアンやドオーにも強め。S下げ性格でSを振るオシャレ調整。

地面の一貫を切りながら、草タイプを始めとする豊富な技範囲で切り返すことに期待した。器用貧乏といわれがちなポケモンだが、制限ルールにおいては活躍の場が見いだせそうだ。

テラスタイプは「浮いてる鋼は強い」理論に則り鋼とした。実は前回大会と同じ個体なのでテラピース不使用。

実戦では理想的にパオジアンと対面できたものの、氷柱落としで怯んで負けた。残念。

選出・立ち回り

オノノクス・ミミズズ・ジバコイルのサイクル選出が一番楽しく戦えるので、まずはこの選出パターンから考えた。ガブリアスシビルドンはサイクル参入できる場合もあるので、場合によっては組み込むことも考えた。

ミミズズ・ジバコイルの受け出しが難しそうな構築には、通りがよさそうな3匹で対面的に戦うこととした。

特定のポケモンに負けないよう、以下に留意した。

結果

  • 予選リーグ: 2勝1敗 (2位通過)
    • vs こおり、でんき、あく、エスパー、じめん: 負け
    • vs エスパー、ノーマル、はがね、ゴースト: 勝ち
    • vs くさ、ノーマル、ゴースト、ほのお: 勝ち
  • 決勝トーナメント
    • vs みず、ゴースト、フェアリー、でんき: 勝ち
    • vs くさ、ノーマル、ゴースト、ほのお: 勝ち

2大会連続で優勝しました!!!

前回オニゴーリ軸の「考えなくても強い」構築で挑んだ反動で、今回は構築作成にとても苦労しました。色違い&個体値厳選までしてボツにしたポケモンもいます。

タイプ制限のおかげで新しいポケモンと出会い、また知見を広げることができました。まだランクバトルで使えないポケモンも使えたので、先んじて研究するきっかけにもなりました。特にエースバーンやシビルドンは新しい発見だったと思います。

勝戦ではソウブレイズの特性が貰い火で確定していることに気づかずに火炎ボールを押し、ギャラリーを無為に沸かせてしまいました。たまたま交代もある場面だったので事なきを得たものの、ちゃんと貰い火もケアしていた中での不注意プレイングでした。こういうミスもあるものだなと勉強になりました。

次回タイプルーレットも済みました。制限はより厳しくなりそうですが、とても楽しみです。