もちポケ記録

ポケモンで遊んでいます。下手の横好きでパーティ構築など書きます。

令和相棒自慢杯2023 使用構築 (仲間大会 / 113位 / レート 1635)

もちと申します。

しぇいど様主催の仲間大会「令和相棒自慢杯2023」に参加しました。相棒のヌオーと一緒にたくさん遊ぶことができましたし、多くの方の相棒自慢を見ることができ、とても楽しく参加できました。思い出として構築を記録に残そうと思います。

大会について

相棒ポケモンを一番上に配置、絶対選出するという特殊ルールの仲間大会です。

コライドン・ミライドンを除きランクバトル未解禁ポケモンも使用可能ということで、かねてより大好きなポケモンであるヌオーを相棒枠として参加することにしました。

構築コンセプト

絶対選出ヌオーに必ず仕事をさせ、ステロ欠伸展開からアタッカーを通す。

相棒枠

ヌオー絶対選出のため、まずはヌオーをどのように活かすかを検討した。

ランクバトル未解禁なため今環境における活躍は未知数な部分が多いが、基本的な使い方として以下を考えた。

  • 特性・タイプを活かした受けサイクル要員
  • 鈍い・ド忘れを活かした積みエース
  • 今作より覚えたステロを活かした起点作成

まずオーソドックスな受けポケモンを検討したが、数値が低い受けポケモンは相手パーティとの噛み合いで選出を決めるものであり、絶対選出ルールと相性が悪いため見送り。積みエース運用は天然ポケモンに加え、アンコール・くろいきりクリアスモッグ・ふきとばしが環境にそれなりに存在することからあまり刺さらないと判断。今回は無難に広く活躍できそうなステロ欠伸起点作成型とした。

余談だが、剣盾期の昨年大会では珠ダイマックスアタッカーとしてヌオーを採用していた。びっくりさせただけであまり活躍はできなかったが、相棒のダイマックス姿は最高だったのでここで供養しておく。

ただし、起点作りとしても安定運用は難しく、超高火力アタッカーや、挑発・身代わりなどの搦手に弱いことを危惧した。詳細は個体紹介に回すが、選出しないという回避はできないため、ピーク性能ではなく可能な限りの汎用性を持たせることにした。ただし身代わりに対応する方法は思いつかなかったため、並びで対処することにした。

並びの検討

趣味としてヌオー・ドオーの並びを作りたかったので、ヌオーが苦手な特殊超高火力アタッカーに対してクッションできるHDカウンタードオーを採用した。

初手ヌオーが対処しづらい身代わりへのケアとして、高速高火力ポケモンによる挑発の可能性を見せることで回避できる可能性があるヒスイゾロアークを採用することで回答とした。絶対選出ルールが存在する以上、選出パターンそのものはかなり限定されるため、残った枠は選出誘導ポケモンを採用する余裕があると判断。加えて、絶対選出ルールでは裏のポケモンが相手に知られるリスクが小さいため、特性イリュージョンの相性が非常に良い点も評価した。

ステロ欠伸展開と相性がよい積みアタッカーとして、単体性能が高いカイリューハバタクカミを採用。

ハバタクカミが苦手とするハッサムやヌオーの欠伸に対抗できるサーフゴーに強く、スイーパーとしても十分優秀なイーユイを採用し、構築を完成とした。

個体紹介

ヌオー

テラスタイプ: ほのお
実数値: 202(252)-105-121(36+)-x-113(220)-55
特 性: ちょすい
持ち物: メンタルハーブ
技構成: じしん・あくび・ステルスロックじこさいせい

絶対選出の相棒枠。最低限あくびでテンポをとり、ステロで裏のアタッカーの通りをよくすることが役割。何もできない状況を可能な限り回避するため、何かしらの仕事ができるよう以下の調整を施した。

  • 配分はHDベースで耐久指数最大。幅広い高火力アタッカーに対して可能な限り行動保証を持たせた。
  • 瞬間耐久力を強化するため特性は貯水。積みアタッカーは欠伸で回避することにした。ラムだったらごめんなさい。
  • 草4倍弱点への回答としてテラスタイプは炎とした。草半減タイプの中では貯水と相性がよい点を評価した。
  • 挑発対策にメンタルハーブ。

基本的には初手に選出し、相手目線はヒスイゾロアークに見えていることを意識して動かすことにした。

実戦では計画通りかなり仕事させることができた。最たる例として、ツツミのフリドラを炎テラスタルで耐えてステロを撒き、アンコールを透かしてあくびを入れる展開を作るといった動きができた。

一方でテラスタル込みだがハバタクカミに対面で勝つなど、起点作りとしての耐久力は意外と高かった。新たなカバルドン枠としてよさそうなので今後ランクバトルでも使ってみたいと思った。

なお、大会登録直前に相棒の証をゲットした。ギリギリセーフ。

ドオー

テラスタイプ: どく
実数値: 237(252)-95-81(4)-x-167(252+)-40
特 性: てんねん
持ち物: オボンのみ
技構成: じしん・カウンター・どくどく・じこさいせい

ヌオー・ドオー並びを作りたかったので採用したマスコット。パーティパワーが足りなくなりがちなので基本的には出さないが、ヌオーの引き先が必要な場合、もしくは特性天然が本当に必要な場合のみ選出することにした。

実戦ではカウンターで一匹倒したり、ムラっけスコヴィランを停止させる活躍を見せてくれた。思っていたよりも腐らなかった。

ちなみに大量発生産色違い。ドオーは色違いのほうが好き。

ゾロアーク (ヒスイのすがた)

テラスタイプ: ゴースト
実数値: 130-121(4)-80-177(252)-72-178(252+)
特 性: イリュージョン
持ち物: きあいのタスキ
技構成: うらみつらみ・かげうち・ちょうはつ・いちゃもん

絶対選出ルールにおける心理戦を荒らす枠。絶対選出ポケモンに化ければ裏が見えるリスクがなくなる。

カジュアルバトルで練習した限り、ゾロアーク意識と思われる行動しかされないので、基本的に初手には選出しないことにした。2手目に置いたり、キノガッサや露骨な展開構築などバレても出したいときだけ選出することにした。

原種採用もかなり迷ったが、Sラインが上がることに加え、せっかくのランクバトル未解禁ポケモン使用機会であることからヒスイ種とした。耐久を意識する道理はないと考え、テラスタイプは火力強化のゴーストとした。

採用したい技がかなり多いポケモン。いちゃもんがオシャレ枠で、結局ヌオーで起点を作ることになることから役割過剰な置き土産、Sラインの都合で使いづらい報復を抜いた結果である。性能は微妙なところだったが、ドオーに悪あがきさせて突破のきっかけを作った。

余談だが、2名の対戦相手の方がヒスイゾロアークを採用されており、報復型を検討したがゆえに非常に動きにくく感じた。

カイリュー

テラスタイプ: ノーマル
実数値: 167(4)-204(252+)-115-x-120-132(252)
特 性: マルチスケイル
持ち物: あつぞこブーツ
技構成: しんそく・じしん・りゅうのまい・はねやすめ

積みエースその1。ステロ下の竜舞神速で全て破壊する。この個体だけランクバトルの流用だが、やはり強かった。

可能な限り竜舞で抜ける範囲を増やすため準速。最近は遅めのハバタクカミが多いので竜舞で抜けるケースも多いが、最速だと抜けないので中途半端かもしれない。今回はあまり関係なかった。

ハバタクカミ

テラスタイプ: フェアリー
実数値: 145(116)-x-106(244)-171(124)-156(4)-173(20+)
特 性: こだいかっせい
持ち物: ブーストエナジー
技構成: ムーンフォースシャドーボールサイコショック・めいそう

積みエースその2。ボックスに眠っていた色証個体を連れてきた。

耐久振りのおかげで一発耐える展開が多く、起点作りに失敗しても強引に突破する「球際の強さ」があったように思える。

基本的には瞑想積んで全抜きを狙いたいポケモンだが、先制技持ちに弱いので2番手に出すとイーユイとサイクルしたくなった。

イーユイ

テラスタイプ: ほのお
実数値: 159(228)-x-121(4)-183(92+)-141(4)-143(180)
特 性: わざわいのたま
持ち物: こだわりスカーフ
技構成: かえんほうしゃあくのはどう・オーバーヒート・ねごと

  • S: 最速ドラパルト抜き

ハッサム・サーフゴーに強い並びを作り、スイーパーも担う功労者。

配分は以下動画を参考にしてSを調整。CS最速とほぼ変わらない火力を担保しつつ、耐久力をもたせた汎用型。

欲しいもの全部詰め込んだ神調整の「イーユイ」を思いついてしまった・・・【ポケモンSV】 - YouTube

実戦では「最後にイーユイを通す」展開が非常に多く、ついでにスイーパーと思っていたらほとんどスイーパーだった。なんなら耐久振りが活きてサイクル勝ちする要員だった。

選出・立ち回り

先発ヌオー、カイリュー・ハバタクカミ・イーユイから通りのいい2匹を選出。

先発はゾロアークに見えているものと決め打ち。両者に一貫する行動がある場合は、先発を変えて意表をつくことも検討した。

結果

14勝4敗、113位でした!参加者6,108人の規模でしたし、100位台でのフィニッシュを見る機会はありませんでしたので、望外の結果です。

大会中はTwitchで配信していました。1週間はアーカイブご覧いただけます。
https://www.twitch.tv/videos/1812796260

今回は準備時間はあまりとれなかったのですが、相棒絶対選出のルールについてかなり深く考察しました。ヌオー・ドオー・ゾロアークの並びを決めるのに時間をかけ、残りは割と雑に埋めましたがなんとかなりました。始まるまではかなり不安だったのですが、ルールに適応することで拾えた試合も多かったと思っています。

相棒と一緒に楽しく遊べただけでなく、対戦相手の皆様からも素敵な相棒を見せていただき、とてもよい時間を過ごすことができました。大会を企画くださいましたしぇいど様、対戦相手の皆様、ありがとうございました!!!