もちポケ記録

ポケモンで遊んでいます。下手の横好きでパーティ構築など書きます。

SVシーズン2 シングルバトル使用構築 (14980位 / レート1730)

もちと申します。ポケモン剣盾からランクバトルで遊んでいます。

SVシーズン2お疲れ様でした。このシーズンで最後に使った構築が、対戦していて「楽しい!」と思えるものになりましたので、思い出として記録に残します。

もうレギュレーション変わってしまいましたが、しばらくレンタルも公開しておきます。公開終了しました。

コンセプト

  • 鉢巻飛行テラバーストカイリューの瞬間火力を押し付ける
  • どこからでも仕事できる対面の強さを確保し、出し負けから崩れる展開を極力減らす

構築経緯

シーズン1は強い方のサイクル戦に憧れてこだわりアイテム満載の構築を作ったが、相手の交代に対応できないことが多すぎて最後までまとまらなかった。自分の実力には合っていないと感じ、強い人が使えば強いピーキーな構築ではなく、どんな状況でも少なからず抗える構築を目指した。

シーズン序盤は展開構築を使ってみたものの、かなり迷走しスランプに。中盤で使ったゴツメアンコカイリュー+サーフゴーの並びが手に馴染み、これも悪くなかったものの、もっと火力を押し付けるような構築のほうが楽しそうだと思い、再検討することに。

その中で鉢巻飛行テラバースト型を使っている動画を拝見し試してみたところ、とても使用感がよかったので、軸として採用することにした。

200種類のカイリューがいるけど、結局は"〇〇テラス"が1番強い。これだけが真実。【ポケモンSV】 - YouTube

これ以降の構築経緯は以下の通り。

  • 羽休めを採用しないため基本的には対面的に戦いたいと思い、対面性能が高いミミッキュ・襷マスカーニャを採用。
  • 連続技持ち(特にセグレイブ)に負けやすいため、対面で圧をかけることができて、ついでにステロ吠える展開でサポートもできるバンバドロを採用。
  • バンバドロが呼ぶ初手マスカーニャに上からはたき落とされてゲームプランを崩されることが多かった。対策として、マスカーニャに有利ではたき落とすの被害が小さく、後出しでも最低限クッションとして仕事できる厚底ブーツウルガモスを採用。
  • キョジオーン・キノガッサモロバレル・オーロンゲなど搦手を主体とするポケモンに苦労したくなかったので、ピンポイントメタとして隠密マントサーフゴーを採用。

個体紹介

カイリュー

テラスタイプ: 飛行
特 性: マルチスケイル
実数値: 183(132)-204(252+)-116(4)-108-121(4)-115(116)
持ち物: こだわりハチマキ
技構成: げきりん / テラバースト / しんそく / ほのおのパンチ

H: 8n-1
A: 火力で圧力をかけたいので特化
S: 最速50族+3 (渦カイリュー抜き意識)

本構築のエース。鉢巻飛行テラバーストの瞬間火力と一貫性が凄まじく、かつ割と珍しい型なので、数値受けラウドボーンやタイプ受けロトム・サーフゴー等の受け出しを許さずサイクルを破壊してくれた。

こだわり系の持ち物には苦手意識があるが、この型はとりあえずマルチスケイルを盾にテラバーストをしておけばよく、技選択に迷うことは少なかった。

ある程度ゴリ押しで動けるものの、HBサーフゴーくらいになるとさすがに突破できない。選出画面で飛行半減が3体いたら選出を控える、特にジバコイルには出さない、という判断をしていた。

地震を採用するか迷ったが、風船サーフゴーに打点がなくなるほか、飛行テラスタル択になりやすいので、一貫しやすい炎のパンチを採用。有効な場面もあったものの、火力は全然足りないので地震のほうがよかった気がする。

Sラインはカイリューミラーで勝てればよく、最初は123まで振ってたが意味なさそうだったので現調整まで落とした。

ウルガモス

テラスタイプ: フェアリー
特 性: ほのおのからだ
実数値: 190(236)-x-121(196+)-156(4)-126(4)-129(68)
持ち物: あつぞこブーツ
技構成: ほのおのまい / テラバースト / ちょうのまい / あさのひざし

H: 16n回避、朝の日差し効率最大の2n
S: +1で最速マスカーニャ抜き
B: できるだけ高く

本構築のMVP。火傷を撒けるクッションとして採用したつもりが、受け出しから3タテする試合も珍しくなかった。蝶舞+日差しで瞑想ハピナス相手にTOD勝ちを奪った試合もあった。

初手マスカーニャを呼びやすい構築なので、マスカーニャ入りにはほぼ初手で選出した。初手マスカーニャ展開はステルスロックを撒かれにくく、ブーツをはたき落とされることは特に気にならなかった。

クッション運用としては「陽気ガブリアス地震がちょうど半分入る」という耐久ラインを覚えておいて、受け出し可否の判断や型の判別に活用した。

Sラインは当初ドラパルト抜きとしていたが、割と他のポケモンで対応できたのでHBに振り直した。

ミミッキュ

テラスタイプ: フェアリー
特 性: ばけのかわ
実数値: 159(228)-156(252+)-100-x-129(28)-116
持ち物: いのちのたま
技構成: じゃれつく / かげうち / ドレインパンチ / つるぎのまい

H: 16n-1かつ10n-1
A: 特化
HD: 皮ダメ+珠ダメ+臆病クエスパトラのルミナコリジョンD-213/16耐え

対面選出枠その1。優秀な特性・タイプ・技で対面なんとかする枠。

足りない火力を補うため意地っ張り。準速から考えたが、コノヨザルと競争になるし、先制技やS操作が飛び交う環境で結局上をとれないことが多く、SイラネということでHAになった。

得られた耐久はなんだかインチキくさく、皮剥けたところからもう一発耐えて反撃で倒す展開がよく見られたし、よくわからない乱数耐えもちらほら。(極めつけは竜舞バンギの砂+ロックブラスト4回耐え)

シャドークローも入れたかったが、ドレインパンチを打ちたい場面のほうが多かった。ドドゲザン意識だが、ノーマルテラスタルカイリューバンギラス・ノココッチなどへの打点になるのがとても偉かった。

効率は悪いがクエスパトラを最悪相打ちにできるようDに厚く振った。せっかく調整したのに色気出して剣舞から入って対面全部負けた。普通にじゃれつくx2でよかった。

マスカーニャ

テラスタイプ: くさ
特 性: しんりょく
実数値: 151-162(252)-91(4)-x-90-192(252+)
持ち物: きあいのタスキ
技構成: トリックフラワー / はたきおとす / ふいうち / ちょうはつ

とりあえず AS 最速

対面選出枠その2。一周回ってシンプルに深緑の襷型。旅パの相棒でもあったので使えてよかった。

自分がマスカーニャを使われて苦しんだ経験から、不利対面を厭わず強気に動くことを心がけた。続けていれば出し負けは起きるし、テラスタル環境ではどうしても急な不利対面が生じることもあるが、最低限はたきおとすで削り & 情報アドバンテージが得られるので、他のポケモンで1.5匹倒すプランを考えようと割り切った。

忘れられた頃の挑発がなかなか優秀で、1体突破したあと後続の起点となる動きが非常に強力だった。特にカイリューの動きを制限できるのが偉い。

ワンパンされる可能性がある相手に対しては、

  • ドラパルトは鉢巻が減った印象があり、基本的に有利対面だと思うことにした。相手は相手で不意打ち択や裏のミミッキュに怯えているはず。
  • セグレイブはバンバドロをちらつかせ交代読みさせられるので居座るべきだった。(できなくて負けた)

毒菱も使ってみたかったのだが、またの機会に。

(実は王冠使うのを忘れていたが、幸い対戦結果にはあまり影響なかったはず。。。むしろ深緑圏内に入りやすくなったかもしれない。。。)

バンバドロ

テラスタイプ: はがね
特 性: じきゅうりょく
実数値: 207(252)-145-152(148+)-x-119(108)-55
持ち物: オボンのみ
技構成: じしん / ボディプレス / ステルスロック / ほえる

以下記事と同じ型

rururyoga.hatenablog.com

セグレイブに強く出る要員。先発はかなり読まれるので裏に置くことが多かったが、クッションとしても意外と場持ちがよく優秀だった。

吠えるによる起点回避がとにかく優秀。渦アンコカイリューを警戒して初手吠えてみたり、ゲンガーに対し地震→道連れ読んで吠える→交代読み地震で撃破といった動きがとれた(呪われなければ)。あくびループと違い技は食らうが、全体的に削りを入れる役割としては十分だった。

実はあまりステロ撒いてない。

サーフゴー

テラスタイプ: ひこう
特 性: おうごんのからだ
実数値: 191(228)-x-116(4)-169(4+)-114(20)-136(252)
持ち物: おんみつマント
技構成: ゴールドラッシュ / シャドーボール / わるだくみ / じこさいせい

S: 最速70族抜き、ミラー意識で準速
H: 16n-1

いてくれると安心型。理論上はキノガッサに勝てる。

壁オーロンゲ残飯コノヨザルの展開をしっかり破壊してくれた。ピンポイントメタなのであまり出さなかったが、基本性能が高いので役割対象以外にも意外と仕事してくれた。

なお、キョジオーンはウルガモスやマスカーニャが倒してくれたので出番なし。HBゴツメとかでもよかったかも。

選出・立ち回り

基本選出はあまり固めていなかったが、おおよそ以下 3 パターンを考えておき、一番刺さりそうなものを選んだ上で適宜入れ替えることにした。

対面構築を使うにあたり最も重要な初手は、かなりパターン化しておいた。実際は組み合わせになるので複雑だが、優先順に書いてみるとおおよそ以下の通り。

重かった相手

  • 炎テラスタルガブリアス
  • デカヌチャン
    • ウルガモスが有利そうだが、S振りまで考慮すると何も仕事させないことは無理。
    • 感覚的には電磁波やステロのほうが嫌だったので、対面負ける前提でマスカーニャから入っていた。
  • ヒートロトム
    • デカヌチャンと同じく、仕事させずに対処することは難しいため、襷を盾にマスカーニャでごまかした。(耐久無振りならはたきx2で高乱数2発)
  • ペリッパー
    • 物理方面固くて倒せない。サーフゴーを合わせるのが理想だがなかなか難しいため、後続のイルカマン等を対面強いポケモンで頑張って倒した。
    • サーフゴーに10万ボルトを採用することも考えたが、さすがに他の技も必要だったので断念。
  • へイラッシャ
    • あまり当たらなかったが、構成の噛み合い次第で無理なことがあったと思う。雪雪崩がない型はカイリューで無理やり突破した。

結果

前期(22267位)よりも高い順位で終えることができました!結果はさておき、シーズン序盤はハイパーボール級で躓いて滅入っていたこともあり、楽しく対戦して気持ちよく終われたことが本当によかったです。

最終日はほとんど負けなかったので4桁狙うことも考えましたが、会社員にとっての平日深夜はバイタル・メンタルともに辛いものがあったので終わりにしました。惜しむらくはこの構築を手にしたのが最終盤だったことでしょうか。順位を狙うなら序盤・中盤から計画的にレート確保できるよう研究しないといけないなと思いました。

本構築について気になることがございましたら Twitter @takosavi へお声かけください。最後までお読みいただきありがとうございました!

twitter.com